やがて来る春へ向かって

冬の桜並木

| - | 00:04 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
桜並木の遊歩道にて

        尾崎 杏子

 

今 桜は花も葉も落とし

詫びた姿でたたずんでいる

 

さぞや寒かろう 冷たかろう

枯れていないか

近づいてよくよく見ると

何と枝には新芽

幼い子猫の爪のように

堅くするどく尖った芽

 

寒さの同情なんていらないらしい

すでに春の準備をはじめている

 

| 木曜会会員 | 00:04 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
平成最後の東門から

             澤井克子

 

新年に皇居の東門をくぐる

平成最後の新年に

開いている門の厚さに

そっと人差し指で触れてみる

 

銀杏の樹は葉を落として 

枝が墨絵のようになり

新年の日差しを浴びている

平成を味わっているようだ

 

友達が誘ってくれたお蔭で

のどかな気分で

平成最後の新年に

東門の中に足跡をつける

 

| 木曜会会員 | 00:03 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
山茶花

       渡辺真知子

 

北風に

白い山茶花の花びらが舞う

 

花びらに雪への思いが重なり

一ひら一ひらに

望郷の思い

 

窓に降る雪と

薪ストーブと

父母の声と

 

誰も住まない

故郷の家から

降り注ぐ思い出が

胸に積もる

| 木曜会会員 | 00:02 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
車の免許更新で

       吉田房子

 

車の免許更新の通知が来た

 

娘は免許を返納して

バスやタクシーを

使うように と言う

 

息子は 免許が無くなると

ボケルと言うから

免許証は持っていた方がいいと言う

 

足が弱って来ているので

まだ乗っていたい

知能テストは うまく出来た

実技も合格

八十九歳までの免許に

意欲と心配を重ねている

| 木曜会会員 | 00:01 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
本が届いて

         安井和美

 

疲れから体調を崩した私に

知人が本を送ってくれた

自分自身励まされた本らしい

 

メールにもなかなか気付けない

忙しい人が

私の為に新品の本を買いに行き

手紙を添え送ってくれた

 

優しい貴女の気持が

嬉しくて尊くて

少しばかり申し訳なくて

| 木曜会会員 | 00:00 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
姉の旅立ち

      北上太郎

 

すぐ上の姉は

この冬 一番寒い日の今日 旅立つ

 

最近の姉は 昨日・今日のことを

すっかり忘れるようになっていたという

この世に未練を残すまいとしていたのか

 

女小錦を自称していたのに

すっかり スリムになっていたともいう

それは 冥土への道のりを考えての

ことだったのか

 

お尚さんは 今日はお釈迦様の命日

いい日の旅立ち・・・ というけれど

俺には もっともっと生きていて

欲しかった の思いがある

 

俺は ひとり取り残された思いで

野辺送りの列の中にいる

| 木曜会会員 | 00:00 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
雪遊び 楽しいな

雪遊び

| - | 15:47 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
砂場遊び

       大野悦子

 

雪がとけた公園の砂場で

三才になった息子が遊んでいる

買ってもらったばかりのアンパンマン自動車に

砂をかぶせて

アンパンマンは砂に埋もれてしまった

 

私は少し離れたところから見ている

お気に入りの自動車が台無しだ

不思議に思ってしばらく眺めていた

 

すると

今度は砂をシャベルで取りのぞいた

 

どこかで見たような気がする・・・

 

 雪の降った朝

 車の屋根には30センチぐらいの雪が積もっていた

 そのたびに

 私はスコップで雪を落として

 埋もれた車を掘り出した

 息子もおもちゃのスコップでお手伝い・・・

 

私は息子にかけよった

「いっぱい ゆきがつもったね」

「うん 」

降り積もった雪の中から

アンパンマンを掘り出して遊んだ

                

    インターネット木曜手 平成31年1月

 

*コメント

 砂場で遊んでいる子供。雪の日に同じような

場面があったとしても、砂を雪にしてしまうのは

疑問です。それに、雪の降った朝、30センチくらいの

雪が積もっていた…では、一回ですね。なのに、

「そのたび」は変です。

30センチの雪で自動車が埋まるでしょうか。

そこで、思い出の雪を「大雪の朝」としてみました。

そして、「雪の日を 思いだしたんだね」として

つじつまを合わせました。

   

  砂場遊び             

         大野悦子

 

公園の砂場で

三才になった息子が遊んでいる

買ってもらったばかりのアンパンマン自動車に

砂をかぶせて

自動車は砂に埋もれてしまった

 

私は少し離れたところから見ている

お気に入りの自動車が台無しだ

不思議に思ってしばらく眺めていた

 

すると

今度は砂をシャベルで取りのぞいた

 

どこかで見たような気がする・・・

 

 大雪の降った朝

 自動車の屋根には30センチぐらい

  雪が積もっていた

 私はスコップで雪を落として

 埋もれた自動車を掘り出した

 息子もおもちゃのスコップでお手伝い・・・

 

私は息子にかけよった

「雪の降った日を思い出したんだね」

砂で埋もれた

アンパンマン自動車を掘り出して

一緒に遊んだ

                

| 木曜会会員(コメント) | 15:00 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
はーやく食べたいな

たこやき

| - | 00:04 | comments(0) | - | ↑TOP
bottom
CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
LINKS