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富山弁

立山登山                 

      大野悦子

 

大阪に嫁いだ姉が

家族といっしょに富山に帰省した

 

小学生三人の子どもたちは

関西なまりのご挨拶

姉もすっかり大阪に馴染んで

「こんにちは」が関西風だ

私もつられて

関西風の「こんにちは」で

みんなを迎えた

 

関西弁をまき散らし

漫才でも聞いているよう

 

「はよう 上がって来られんか

手 洗って

西瓜でも食べられ」

母はうれしそう

「そう せかされんと まあ」

思わず

姉の口から飛び出した富山弁

 

小学生たちは姉の顔を見た

知らない人でも見るように・・・

 

明日は

小学生が楽しみにしている立山登山だ

              木曜手帖 平成三〇年九月

 

 

*今月もいいですね。題が「立山登山」と

 なっていますが、登山のことを書いているわけでは

 ありません。

 この詩の面白いところは、お母さんの富山弁に

 つられて、お姉さんも富山弁が飛び出し、お子さんたち

 が、知らない人でも見るように、お姉さん(自分たちの

 母親)を見るというところです。

 終わりの2行はカットして、題も「富山弁」とすると

 いいでしょう。

 

富山弁

       大野悦子

 

 

大阪に嫁いだ姉が

家族といっしょに富山に帰省した

 

小学生三人の子どもたちは

関西なまりのご挨拶

姉もすっかり大阪に馴染んで

「こんにちは」が関西風だ

私もつられて

関西風の「こんにちは」で

みんなを迎えた

 

関西弁をまき散らし

漫才でも聞いているよう

 

「はよう 上がって来られんか

手 洗って

西瓜でも食べられ」

母はうれしそう

「そう せかされんと まあ」

思わず

姉の口から飛び出した富山弁

 

小学生たちは姉の顔を見た

知らない人でも見るように・・・

 

 

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