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家族の一員を感じる時

             尾崎 杏子

 

昔の家は障子の数が半端ではない

井戸端で濡らした障子を

一本の細い竹を芯にして

くるくると巻き取っていく

化学糊ではなく ふ糊ならではの作業

 

ふ糊の煮方 糊の置き方 障子紙の貼り方

母から習った仕事のかずかず

 

少し皺っぽく失敗かと 落ち込んでいても

「大丈夫 霧を吹いてごらん」と言われ

一晩おくとピーンと張っていた

その清々しさは忘れない

 

昔は 子供にも役割分担があった

そんな時 家族の一員を感じた

      

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