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初段

     宮中雲子

 

段なんかいらないと

毛筆で書くだけで満足と

気楽に書道を続けていたのに

昇段試験を受けるように薦められ

決心してからは

右腕が抜けるのではないかと思うほど

書きに書いた

 

結果に期待の持てないまま

提出した半切

 

それだけに

昇段の知らせは嬉しかった

 

二十年続けて

やっと獲得した初段

人様に言えるほどのものではなく

喜びは 胸の内でひそやかに

| 木曜会(編集委員) | 00:05 | comments(0) | - | ↑TOP
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