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夏の夜

      北上太郎

 

涼風が昼の火照りを消しながら

谷川に沿ってって流れる

 

夜を待っていたかのように

田圃の蛙たちが

村を挙げてうたい出す

 

その声は

風に乗って十重二十重(はたえ)に重なって

まるで波の音を聞いているようで

山々の木精も目を覚ましそう

 

涼を求めて畦道を歩めば

一拍おくようにして通り過ぎるのを待って

また うたい出す

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