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亡父からの贈りもの

            尾崎 杏子

 

亡父が植えた柿の木が

初めて実をつけたからと

故郷からの送りもの

 

渋柿なのでまだ堅く蒼い

干し柿にと皮をむきながら

父の姿が甦り

思いは秋の故郷にとんでいる

 

 熟柿が好きだった父が

 じゅくじゅくに熟れた柿を

 おいしそうに

 スプーンですくって食べていた

夕陽を吸い込んだような柿の色

 

そこにはもう父も母もいない

ふる里の秋 ふる里の秋

豊かな秋は浮かぶけれど・・・・

| 木曜会(編集委員) | 00:04 | comments(0) | - | ↑TOP
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