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なすの葉に

       渡辺寿美子

 

どんなに繁っても 

当たり前に思われていた葉

ただ 寡黙に 実を見守り続けていた

焼けつく暑い日中も

そっと かげを作ってくれた

 

なすの葉を見ていると

父を思い出す

 

整然と走る葉脈に

几帳面な父の性格を

 

風に吹かれて 

照れくさそうに揺れる葉に

父の穏やかな笑顔を

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