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小箱の中の時間

       安井和美

 

小箱の蓋を開けると

幼い頃の 思春期の

放り込まれた

種々雑多な物に

過ぎてきた日々が重なる

 

厚みのある昔の切符

印字の駅名は

忘れ難い通学の降車駅

 

港で拾った異国のコイン

古い切手

折り畳んだ紙の

下手な似顔絵は

よみがえる遠い記憶の自画像か

 

今も古びずに

むしろ新しく感じられるほど

脳裏を包み込む

遙かな時間の懐かしさ

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