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六月の風

      尾崎 杏子

 

雨上がりの清々しく晴れた朝

風が抱えていたのは

咽るような

栗の花の匂い

 

ああ もう栗の花が咲いたのだ

あの栗園を通ってきた風

 

故郷の栗の木も

今頃 花をつけているのだろうか

 

因んで付けた

姉の名前が栗子

その樹は今もある

甦るのは

父も母もいた

ひと昔もふた昔も前の故郷

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