頂いて
花瓶に生けていた
椿の枝から
花が落ち
残された葉の上にイモムシ
まだ小さくてベージュ色
そんなお伴がついていたとは
そこで生まれ
蝶になるまでを過ごすはずだった
イモムシ
首を持ち上げ
生きていると伝えている
その幼いものの運命を
どうしたものか
見つめて 思案に暮れるばかり
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ひとりで本ばかりじゃ
さびしいねなんて言わないで
物語にドキドキワクワク
時にはブルーになって
楽しみも喜びも悲しみさえも
私の心
こんなにも賑わっている
散歩は仲間と行けば
楽しいのになんて言わないで
一人なら思いのまま好きなところへ
どこまでも行ける
胸のときめき 出会いの嬉しさ
ひとりの時間
こんなにも賑わっている
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冬の眩しい青空に
うっすらと白い月
海にうかぶクラゲのように
半分透けた白い月
空の青さに
とけてしまいそうな
目をはなすと
消えてしまいそうな
小さい白い月を
掬いたくて手を伸ばす
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浅草橋の
長い階段を降りたら
四人づつ並んで
東京マラソンの行列が
道路の反対側を走っている
こちら側は
折り返しの浅草に向かって
パラパラ走っている
見学している人達は
がんばれの声援と
拍手喝采している
おもいがけなく
東京マラソンに出合えた
いつのまにか
東京マラソンの応援している自分に
驚かされたりして
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ズボンのジッパーの
一つあるボタンが取れた
見てみぬ振りして 三か月
不自由はないけれど
何という精神の凋落ぶり
女のすることじゃないなんて
時代遅れの叱責はまぬがれても
この甘ったれた怠惰は実に恥ずかしい
夕暮れにはかすむ目と指で 糸を通す
失敗を念頭に 精神統一
あっ いっぺんで成功!
信じられない
脳から 幸せホルモンのオキシトシンが
溢れだし うっとり!
幸せに満たされる
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いなかに行くと
おじいちゃんが喜ぶ
五目並べが大好きで
やろう やろう とせかす
小さい時は
負けてばかりだったけど
今はボクの方が強い
おじいちゃんは
負けそうになると
すぐ‟待った‟をかける
たまに負けてあげると
すごく嬉しそう
おかげで
おこづかいを貰えたりするから
時々
大サービスしてあげる
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朝 にわで見つけた
バケツにあった
うす氷
手でそーっと
取って
いそいで
パパのところへ
見せようと思ったら
手の中で
水になっちゃった
また 取りに行って
パパにたのんだ
―冷とう庫に
いれといてー
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雪がふってきた
雪がふってきたよ
さむーい!
でもうれしいな
めったにあえないんだもの
ふっている雪の中へとびだす
見上げる空は灰色
ばんばんふってくる雪
顔にふりかかり
まつげに止まる
さむーいけれど
雪のシャワーをあびているようで
ぼくは大はしゃぎ
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たった2?のとげなのに
なんで こんなに痛いのか
小さな 小さなとげなのに
ぼくの親指 使えない
とろうとしても
とげもふんばる
ぬこうとしても
とげはぬけない
ここは君のうちじゃない
言っても
とげは わかってくれない
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うまれたばかりの おとうと
さいしょの ことばはなんだろう
どんな声して はなすかな
きっと
ことりみたいな かわいい声で
「おにいちゃん」って よぶだろうな
ないてばかりの おとうと
おはなし できるようになったら
けんかすることも あるだろう
それでも
ことりみたいな かわいい声で
「ごめんなさい」って あやまるかな
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窓から差し込む陽の光が
床にスクリーンを作って見せる
映し出されるのは
幼い私の小さな指
覚えたての狐の影絵で母を呼ぶ
― こんこん かあさん
若いころの母の指も重なって
― こんこん 何のご用
あの頃の日々は
空の向こうで影絵となって
時折 私の心を慰めに
陽だまりの中に訪れる
」
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かなしいとき
さみしいとき
やるせないとき
水を張ったバケツに
そっと落とすこけだま
水をふくんだ
こけだまは
うるおって
いちにちのしまいに
ぼくのこころを
まるくしっとりと
落ち着かせる
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街中の商店街で
尻尾を上下に動かして
急ぎ足に歩き回るハクセキレイ
野鳥だというのに
人の足元近くまで寄って来て
逃げようともしない人懐っこさ
道の向こう側に渡りたいようだけれど
行きかけては 車が来てと
行きつ戻りつを繰り返している
人を恐れない親しみやすさと
愛らしい一生懸命な様子に
ハラハラしながらも
気をつけて渡ってと
心の中で声援を送っている
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どこへ行くのも
父と一緒
父と手をつなぎ
早足の父に 歩幅を合わせ
得意顔で母をみる
「この子はお父さんっ子だから」
母はそう言って笑っていた
ずっと
ずっと
「私はお父さんっ子」
あの思いはどこへ
今 思い出すのは
母との事ばかり
母の写真を前に
「もう一度会いたい」
と思う日々
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漁でとってきた帆立貝の殻で
祖父はお玉じゃくしを作った
小割にした竹に
帆立貝の殻を
針金でくくりつけただけのお玉じゃくし
竹筒のしゃもじ入れに
いつも二,三本立ててあった
貝殻は浅く
汁に浮いた豆腐は
すっと脇へ逃げる
ちらした刻みねぎも
何度も掬って
やっと得られるものだったが
祖父の笑顔が嬉しくて
好んで使っていた
祖父の漁の誇りだった
帆立貝の殻のお玉じゃくし
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黒板の字が見えにくくなったのに
近視だと思いたくなくて
近視だと思われたくなくて
がまんしてた
がまんできなくなって
メガネ屋さんに行ったら
すぐ視力検査
‟メガネをかけた方がいいですね‟と
いろんなレンズで
見え方を調べてくれた
小さい字もはっきり見えるし
遠くを見てもボンヤリしない
二つ目より四つ目がいい
まわりが
明るく見えるようになった
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小鳥もまだねむる 夜明け前
老いた わたしの脳は働き始める
脳内の記憶の引き出しを開いて
忘れた友の名前を捜す
ファミリーネーム
泣きそうになってさがす
最初の一字
あいうえお かきくけこ
思い出せない
もうだめか
あかさたな はまやらわ
わっ わだ
和田だ
記憶の下の名と揃えてみても
何か よそよそしい
もう遠い人
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凍りそうな 冷たい空気でも
二月の青空は
天高く 澄み渡っている
ただ どんなに寒くて辛くても
耐えていれば 三月を迎える
見上げれば
白梅が 青空に映えている
そして 陽の光は 優しく顔を温め
春の陽光(ひかり) そのもの
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歩道の落葉を掃いていたら
赤いランドセルを背負った
小さな女の子が通った
行ってらっしゃいって
声をかけたら
行って来ると言った
一年生だな
そのうち
行って来ますと
言えるようになるだろう
風で落葉が
女の子を追いかけている
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息子たちから
メールが来るのも
電話がかかるのも
私の携帯にばかり
夫の携帯は 持ち主と一緒に
沈黙したまま
今も かかってきた息子からの電話に
会話は 弾むが
隣で聞いている夫の目は
淋しさを
増すばかり
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冷たい外気に刺激されて
涙がぽわっ
シャボン玉が
目にくっついたようで
視界がぼやける
何か悲しいことがあったかと
問いかける人もいない散歩道
一人歩きの気楽さが
また一歩
涙の向こうへ歩みを誘う
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枯草の塊があちこちに
這いつくばっている
庭の芝桜
根元を見ると
ほとんどが白骨化している
もう駄目なのかしら?と
鋏で切ろうとした
根元から茎を辿って先端まで行く
枯れ葉に紛れて現れた赤茶色の葉
ちゃんと生きているではないか
ハッとして手を止める
枯れ枯れの茎のどこに
栄養水を送る管があるのだろうか
寒い冬を乗り越えた芝桜
私に伝わるさわやかなエネルギー
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どんより曇った鉛色の朝
アスファルトのうえ
身を捩り全身のた打ち回っている
君に会った
トカゲのしっぽにしては長い
長い管でミミズと分かり
後にも先にも
あんなに激しく感情を露わにする君を
初めて見た私まで動揺を隠せず
跳ねが収まるまでの
十数秒間見届けたのち
若いミミズの若さだろうと
私は勝手に決めつけた
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向かいにマンションが建ち
冬至を迎える前あたりから
南側の日射しが寂しくなってきた
小さな庭にある数本の老木や
成長真っ只中の若木
日照不足の影響がないかと気を揉んでいる
どうなるのか
成り行きはすぐにはわからない
それにこれからは
日射しも高くなっていくのだからと
前向きに事を捉えれば
少しは気持ちも晴れるのだけれど
庭に降り
木々を見上げ幹を撫で声をかけて・・・
この頃そんなことばかりしている
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一つの時代を袂に仕舞い
柳行李の中に眠る祖母の着物
二十歳の祝いに縫ってもらったそうだと
いつか母が話してくれた
紫色の縮緬に染め抜かれた
娘心のときめきは
ほんのりと寂し気に色褪せている
台湾から引き上げる時も
大切に持ってきたこの着物
戦争という混乱の時代がなかったら
母にも着せたいと思っていたのだろうか
子供のころには知ろうともしなかった
祖母の胸の内を
ふとのぞいてみたくなる
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二〇一一年二月一日
北陸地方は大雪
雪に見舞われた父の葬式
「年の離れた弟が先に逝くのは淋しい」
九二歳のおかあさんに泣きつかれ
途方に暮れた純ちゃん
九二歳の涙に根負け
車椅子のおかあさんといっしょに
顔を見せてくれた
若い日の父を
「おにいちゃん」と慕って
兄弟のように育った甥っ子姪っ子たちにも
見送くってもらった父
よかったね・・・
しあわせな父
ハラハラドキドキさせられた雪
父は
天に召されても忘れられないように
大雪の日を選んだ・・・
父の葬式は家じゅうの語り草
インターネット木曜手帖
令和六年二月
*コメント 宮中雲子
大雪で、お父様のお葬式を思い出しましたね。
よく書けているのですが、2節の登場人物の関係が
知らない者にとっては、??でした。作者のお父さんと
ここのお母さんはごきょうだい。として、純ちゃんとは?
そこで、作者にきいて、整理してみました。わかりにくい
2節だけ、改めてお示しします。
「年の離れた弟が先に逝くのは淋しい」
九二歳の母親に泣きつかれ
途方に暮れた長女の純ちゃん
その涙に根負けして
車椅子の母親といっしょに
顔を見せてくれた
こうすると、かなりはっきりすると思います。
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初午(はつうま)の日
お稲荷さんで くじ引き
‟さいせん箱にたくさん入れても
いい物が当るとは限りませんよ‟と
役員のおじさんが言っている
1円か5円にしようと思っていたが
ふんぱつして10円入れた
いよいよ くじ引き
ドキドキしながら引いたくじは6等
お菓子の詰め合わせ
3等のしょうゆセットを当てて
かあさんを喜ばせたかったのに!
せめて
7等のティッシュの箱をもらいたかった
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うまれたばかりの
おとうと
ざぶとんに すっぽり
ベビーベッド
そのままだいて ねんねんよう
ざぶとんが あいてる時は
小犬のジョーが リラックス
夜は パパの帰りを待って
ママが ついウトウト
チョイ寝で マクラに変身!
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ゴールデンハムスターのレレ
雪のふる日は
さむいから
かごのなかで
まるまっている
雪だよ 雪だよ
うれしくって
はなしかけても
しらんぷり
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風邪っていやだね
だまって 体に
はいってくる
「はいってもいい?」と
聞いてくれたら
「ごめんね だめだよ」
って ことわるのに
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えんぴつ もつと
おはなし
かくことができる
クレヨンもつと
だいすきな絵がかける
はさみ もつと
きれいに
紙がきれる
ピアノにむかうと
「きらきらぼし」がひける
できること
ふえつづけている
ちいさい手
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冬の間
うっかり寒い階段に置いてしまった
ハナキリンの鉢植え
葉も枯れて
寒そうな枝ばかりになって
申し訳ない思いで春を迎えたが
気が付くと
キリンの角のように花が並んで二つ
枝先に次々と咲いてくる
“ご心配なく 私は大丈夫” というように
質素な身なりだが
凛とした芯の強さを窺わせてー
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あなたは毬
独りきり
わたしのこころを
占める毬
あなたは毬
ひとりでに
わたしのこころで
跳ねる毬
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秋に植えたビオラの苗
なかなか咲かずに心配していたけれど
小寒を迎えた早朝
遅ればせながら
少しずつ咲いてきた
こちらの思惑では
どうにもならないことの中に
思いがけず
笑みがこぼれて励まされて
それで余計にこんなことが
嬉しくて仕方ない
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電車のドアが開くや否や
改札めがけてダッシュしてくる少年
改札口をものすごいスピードで
走り去っていく
髪は坊主頭
うす汚れた半ズボンに
うす汚れすぎたシャツ
両足の親指が飛び出しかけた
運動靴をはいて
人々の視線を集め
駅員さんが少年を追いかける
電車のただ乗り常習者
沢山いたという
昭和27年頃の
国鉄高円寺駅
私は父に手をつながれ
ジッと見ていた
あの少年は逃げきったのだろうか
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酒屋のルミさんは
店の前で イタリアンパセリを育てていた
ある日 五匹の小さな青虫を発見
いそいで 取り除けようとして
わたしを思い浮かべたそう
有機野菜についていた青虫を
飛び切りの黄アゲハに育てた
夏の日の わたしの武勇伝を記憶していて
甘酒を買いに来たわたしを捕まえて
青虫のところへ連れて行った
秋も長けて 青虫は一匹になっていた
「ねえ この青虫を飼って」
パセリは力なく 枯れそうで
大食いの芋虫まで育たないだろう
わたしは断った
あくる日 青虫はいなくなった
野鳥が食べたに違いない
たとえ一日でも
ルミさんの願いを聞くべきだった
胸が痛い
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希望通り自由を謳歌している
周囲に気兼ねしながら
ウィークデー出発の安いツアーを探し
外国旅行を楽しんだ定年退職後の4ヵ月
収入は わずかな基礎年金と
私的に積み立てていた年金
そんな生活を見越して
せっせと貯蓄していたが
少々消費しすぎたと反省しきり
とは言え38年間 働き続けたのだ
ひたすら好きな詩を書いて
時々旅をする
それくらいの贅沢は許されても良いはず
内に向かって言い訳し
外に向かっては 居直ってみせる
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年末に娘から
「正月2日に
ばあばの家へお年玉集金に行こう」と
二人の孫が予定していると
電話があった
今の子供達は 本当にドライだ
私達の子供時代も 確かに
お年玉の胸算用はあったが
「集金」という 意識は
さすがに無かった
昭和 平成 令和と
時代の積み重ねが
子供達を 進化させ過ぎたらしい
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春の気配を感じて
一番に花を咲かせるのは
はこべといぬのふぐり
まだ チューリップは
土から顔を出したばかり
まだ 桜は固いつぼみで
準備中
十枚の純白な花びらのはこべ
春の空色を映したいぬのふぐり
地面から ほんの1?か2?の高さ
膝を折って 初めて出会える
可憐な花たち
小さな春を 愛でる
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秋のみのりに感謝して
打ち上げられる
手づくりロケット
龍勢花火
全長18メートルの巨大なロケット花火
導火線に火がついた
ゴーというものすごい騒音
噴き出す白煙の勢いは
龍のかたちになって
天に駆け上がる
太鼓がドンドンドン
「ヨーオー」の合いの手
仕掛けた花火から
飛び出す大小の落下傘や唐傘
ゆらゆらと空中に舞う
見あげる私の心も空中に舞う
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白い時計台のあるこの街に
青春の時のかけらを
惜しげもなく散らしていたあの頃
馴染みの喫茶店と
時計台を結ぶ視界の中に
遠い日を置いてみる
時の流れの底に投げ捨てた
傷だらけの思い出も
今はすっかりその傷を癒し
胸に迫ってくる
鐘の音が時を告げる
戻れない日からの木霊のように
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一月一日の夕方
緊急地震速報アラームが鳴った
テレビもスマホもいっせいに
富山県に震度5強の地震
孫が帰ったあとの静けさの中
こたつで
お正月の余韻に浸っていた私は
今までに感じたことのない揺れに
身震いした
横になっていた夫は飛び起きた
私も夫も
とっさに座布団で頭を守った
長く感じた二分間
それからは
余震におびえ
そのたびに座布団を頭へ
スマホの呼び出し音
「蒼もみんなだいじょうぶだよ」
元気な声に我に返った
孫たちの暮らす高岡市も震度5強の揺れ
いつもより
早めの帰宅で難を逃れた幸運
感謝の気持ちで始まった令和六年
インタネット木曜手帖
令和六年一月
*コメント 宮中雲子
大変な年の始めでしたね。皆さんご無事で何よりでした。
地震の時の不安、その後のスマホでの知らせに安堵したこと。
真に迫ってきます。いい作品に仕上がっていると思います。
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大きく羽を広げて飛ぶ
二羽のとんび
朝一番 海の上の空を
我が物顔に悠然と
この町で生まれ育った母と私も
共に 目の前のとんびのように
自在に暮らしていた
とんびに母と私の姿を重ね
もう一度
あの頃のようであったらと思うが・・・
今年 母は三十三回忌
打ち消すことの出来ない
あの世と この世の隔たり
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慎重 引っ込み思案 臆病 小心者
大きな勝負に出ることも
目立つことも出来ない
無理な事は胸に納めて
安全な道を選んで行く
そんなわたしの足跡には
何が残るだろうかと
思案した日もあったけれど
うまずたゆまず歩いて
年老いた時に
来し方を振り返れば
次々と回想される人生の
ちいさな絵巻物ぐらいは
描くことが出来るだろうと
人生を重ねた今は信じられる
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寺の本堂で
尺八演奏を聴いていて思い出した
子供の頃 祖父が
尺八を吹いていたのを
戸棚から持ってくるのが
私の役目だった
膝を痛めていた祖父
囲炉裏端に座って 吹いていた
あの時の尺八は
煙のせいか
こげ茶色に光っていた
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五才の時
母と姉と
三人で映画を観た
初めてのスクリーン
面白かったのか
嬉しかったのか
よく覚えていない
とにかく笑った
何でもないシーンでも
声を立てて笑った
あまりにも大声で笑う私に
「もうこの子とは
映画を観ない」
そう言った母
その後も沢山のディズニー映画に
連れていってくれた
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年賀状をストップする人がちらほら
さびしい
どうして やめるのかな?
長い人とは 小学生の時から
ここまで 付き合ってきたのに
さびしい
学校の先生や会社のえらいさん
政治家は現役時代 人は命綱
それはそれで 割り切りましょう
わたしは 思い出せなくなった人は
どうしようもない
古いアドレス帖を頼りになんて
きりがない
夜更け 老老の二人がつぶやく
ボクは一人になったらやめる
わたしは もし一人になったら
さびしい さびしいと残りの友に書くでしょう
そのとき 字が書けたらね
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